福岡県保管熊本地震支援物資緊急輸送+第1回阿蘇中岳噴火被災地火山灰除去+第4回台風16号被災地鹿児島垂水市災害ボランティア派遣 活動報告

災害ボランティア
11 /17 2016
災害が起こると、被災地や行政機関に緊急支援物資が届けられ、それが被災された方の生活全般を助ける役目を果たします。しかしこの緊急支援物資もまかり間違えると、大変な負担を強いる結果を招きます。これを「第二の災害」と呼ぶ事があります。
しかし、この大量の物資を送った人たち、管理する自治体にはなんの責任もありません。1人の「善意」を数千人、数万人単位で集約すれば、山のような物資になるのは自明の理で、これはどこの被災地、行政機関でも起こる事です。この状況を次の災害、次の災害と具体的な解決策をはからず先延ばしにする事が問題で、これは国民的課題として、大いに議論をすべきと思います。今回は、阿蘇と垂水への物資の移動(Move)でしたが、大小を問わず、NPOは行政より身軽なところが強みです。どのような物資が何処に、どれだけいるのか。細やかな情報の収集と発信が比較的可能ですので、協働して事にあたったり、機動力を活かした集積と分配、または横展開による物資の再移動、再分配等考えれば色々アイデアが出てきます。今回、日本九援隊が第一号の団体になりましたが、他の団体の受付もしています。今回の活動が、緊急支援物資の受払に一石を投じれば、Movement(世の中の流れ)が変わってくるやもしれません

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10月16日の読売新聞に掲載されました。

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直方総合庁舎の一室。すべて2Lのミネラルウォーターの段ボールで埋め尽くされていました。

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品物別に分けていますが、人一人通るのがやっとという場所もあり、「第2の災害」の云われる理由がわかります。
トイレットペーパーが結構残っていました。段ボール一箱分といっても結構重いです。

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今回、福岡県に寄せられた支援物資を直方総合庁舎で4トントラックと2トントラックに積み込む作業に、何と17人もの災害ボランティアの皆さんが集結してくれました!それでも夜7時に開始して、積み込みを完了したのが夜9時と、6トンの物資を庁舎から運び出し、 トラックに積むことの大変さを思い知り、こんなにも多くの仲間たちが集まってくれていなかったらどうなっていたかとゾッとして、日本九援隊には本当に素晴らしい方々が集まってくれているなと涙目になりました!
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呆然となるくらいの量ですが、手際よく運び出しました。
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カートで運び出して、天狗取りでトラックへ、その繰り返しでみんなヘトヘトになりました。


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第3回 台風16号被災地鹿児島県垂水市災害ボランティア派遣 活動報告

災害ボランティア
11 /14 2016
10月8日、垂水市への災害ボランティア派遣も3回目となりました。
参加者は、途中で合流する方を含め14名です。
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運転の松岡さん。いつもご苦労様です。
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作業は、先週入った牛根のニーズの仕上げでしたが、DAWさん達がほとんど土砂出しを終わらせてくれていたので、ならしと清掃をし、土嚢ダムも先週の大雨を防げたそうで、昨晩が大雨の予報だったので、更に上流に移す作業を完了させました。
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オーナーさんから、ニーズの継続を要望されましたので、床板と畳の戻しを、日本九援隊単独で来週末も実施します。


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補強した土嚢に座って記念写真。
今回も無事に作業完了しました。

垂水市災害ボランティアセンターFacebookページより
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=1199143796798381&id=1186416074737820

《閉所のお知らせ》

この度の台風16号災害にて被災された皆様の復旧・復興の支援を行ってまいりました。開設中、多くの皆様からご支援・ご協力を賜り、心より感謝申し上げます。

皆様のご尽力により、被災者の方々からご依頼のあった活動は、
全て完了いたしました。

9月23日の開設から本日までの作業完了件数は、73件となりました。
ご支援くださったボランティアの総数は1,327名で、遠くは北海道、東京、愛知をはじめ全国各地から温かいご支援をいただき、厚くお礼申し上げます。
本日まで無事にボランティア活動ができましたのも皆様のお陰であると
心より感謝いたします。

市民の皆様からは「助かりました」「自分たちではどうすることもできなかった、本当にありがとう」と感謝のお言葉をたくさんいただきました。

つきましては、本日10月8日(土)をもちまして、
水之上体育館に設置しました「垂水市災害ボランティアセンター」を
閉所いたします。

今後の対応については、垂水市社会福祉協議会でお受けすることとしましたので、お知らせいたします。

皆様方のご協力、誠にありがとうございました。

社会福祉法人
垂水市社会福祉協議会



垂水市災害ボランティアセンター

第2回 台風16号被災地鹿児島県垂水市災害ボランティア派遣 活動報告

災害ボランティア
10 /28 2016
土石流で流失した牛根麓(ういねふもと)の磯脇橋に仮設橋が9月27日に開通したことで、国道220号線の通行がよえやく出来ることになりました。垂水市災害ボランティアセンターからも牛根地区に入ってくれるように指示があり、10月1日は15人で旧牛根中学校横のお宅に入ることになりました。
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流木の仮置き場になった旧牛根中学校。ダンプが入る度に凄い土煙が上がります。
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牛根港付近の流木撤去風景。報道ステーションでも「流木災害」について報道されましたが、大量の木々が港を塞ぎ船が出せなかったり、ここのように橋が流出したりと全国的に問題となっています。

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ぼら(降下軽石)とは、小規模噴火の場合、上空に噴出した軽石や火山灰が火山ガスと分離して自由落下する。自由落下している間に噴出した軽石は冷やされ、火山灰と分離して堆積する。このため「ぼら」は軽石を主体としており、空隙が多く緩んだ状態となる。
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依頼者宅裏の土砂崩れ現場。びわ畑の樹木が土砂を食い止めのですが、拡がっていく土砂が家に流出し、床上まで堆積しました。
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床下や家の周りに堆積した土砂は畑の肥料のせいか少し臭います。家屋とブロック塀の間にも1m近く溜まっています。土砂出しはちゃんと養生をし、丁寧にどけていかないと逆に家を傷つける事になり、急ぐ仕事ですが、慎重に作業していきます。
今回我々の他に熊本からDAWの中島さんと元村さん。関東風組より小林さんらが応援に駆けつけてくれました。一騎当千のベテランの応援は本当に心強く助かります。
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家の土砂出しと並行して土嚢による補強を雨水が流入しそうな所を重点的に補強しました。初めは鹿児島商業高校の生徒さん達がやられたらしいのですが、土嚢袋の締め方、積み方のレクチャーをしていないらしく、あまりにも心許ない部分もありましたので、頑丈に積んだものを活かしながら、改めて積み直しました。
土嚢積みの基本は、まず壊れないこと。状況に応じて工法を変える事です。写真は「積み土のう工」というものです。鉄杭や間に砂を引き詰めれば強度は高くなりますが、その時間的余裕がなければ、普通に2列に積み上げるだけでいいです。しかし、ここで大事なのは積み方。一列目は結んだ紐の方を水の流れる方向に置き、積んでいきます。これを「長手積み」をいいます。二列目はその逆にして積んでいきます。これを小口積みといいます。別の機会に詳しく書きたいと思いますが、一段目はブロックを積んだように叩きながら詰み、とにかく踏み固めて、2段目を、少し傾斜をつけながら積み上げていきます。
本当に積み上がったものは鉄壁で、芸術品のように美しく仕上がっています。
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活動終わりに「道の駅たるみず」に立ち寄りました。時間の関係で温泉には入りませんでしたが、お土産を買ったり、おやつを買ったりと少しの時間でしたが、桜島が夕日にさえ、とても綺麗でした。当日は35度の気温で全員汗まみれで、大変だったと思います。本当にお疲れ様でした。










鹿児島県内の地質メモ水防工法ポケットブック 四国地方整備局

第1回 台風16号被災地鹿児島県垂水市災害ボランティア派遣 活動報告②

ボランティア
10 /13 2016
9月23日19時半に、全社協から「台風16号被災地支援、災害ボランティア情報第3報」が出され、垂水市が明日からボラセン開所との事で、早速25日に行く旨をボラセン側に伝えました。一時熊本から鹿児島になりますが、同じ九州ですので、ここは一丸とならねばという想いがありました。その日のうたに肥後理事長、島元理事と派遣計画について話し合い、24日出発、25日支援活動と決めました。
この時、垂水市牛根麓(うしねふもと)磯脇川に架かっている磯脇橋が土石流で流され、国道220号線が通行止めとなり、2時間近くかかる迂回路を行くか、鹿児島市からフェリーで桜島に渡り、国道224号線を通って垂水に入るかのどちらでしたが、運転の負担を減らす為桜島ルートを行くことにしました(肥後理事長は参加の一人が船に弱いと言うので、迂回路で垂水市入り)。
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災害支援で初めてのフェリー利用。24時間運行がありがたいです。
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参加は8名。松岡さん、松尾さん、東さん、佐草等ベテラン揃い。ハイエースも道具を積むと、えらく狭いです。
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垂水市災害ボランティアセンターは、水之上地区本城にあり、開所二日目なのか道具はまだ少なめで、会場もかなり広く感じました。
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ボラセンでのいつもの風景。個人の方は予想より多く参加されていましたが、団体は日本九援隊だけです。参加者は全員ビブス着用。腕には名札用のガムテです。名札シールが主流になりつつありますが、暑い時期はガムテの方がいいかも。
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ボランティア活動の説明とマッチング。ここがいつも緊張します。
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活動したお宅は新御堂地区にあり、二本の川が本城川に合流するところにある町です。土砂が家の中や通路に流れ込み、通路の方は約50cm以上堆積しています。それをスコップで掘り、一輪車で離れに捨てます。
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作業の先頭にいる現場リーダーの東さんと佐草さん。依頼主家族の方3人も一緒に手伝ってくれました。
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後で間違えないように床板にナンバリング。ガムテがずれるので、ホッチキスが活躍しました。床下には土砂が約5cm~10cm堆積していました。根太、大引にはすでにカビが生えており、いち早い泥出しと消毒が必要と感じました。
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昼休み、たんぼが酷いというので見に行きましたが、川から土砂が流入して、収穫前の稲が駄目になっている所もあり、一部が乾いてサラサラのパウダー状になっています。普通の川砂と違い火山灰が含まれているのか、かなり喉がイガらっぽくなりました。対岸の集落も昼休みでゆっくりしていますが、通過するトラックが物凄い土埃を上げて走っているのが印象でした。
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どこからともなく流れてきたタンクとフレコン。
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流木の被害にあった家。100mくらい上流にビニールハウスが堰の役目を果たしたとも聞きました。
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撤去には時間がかかりそうです。
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今回の活動で特筆すべきは、やっと高圧洗浄機が備品として活躍した事。風水害ではこの機械は必須ですが、なかなか買えずにいたのに、こうやって購入できたのも支援者のお陰と感謝しています。

15時半すぎ作業は無事終了。ケガや熱中症になる人もいませんでした。ニーズ完了とはいかなくても、明日入る人達のためにいい状態で引き継いでもらうのも作業の一つだと思います。







第1回 台風16号被災地鹿児島県垂水市災害ボランティア派遣 活動報告 ①

災害ボランティア
10 /12 2016
9月13日に発生した台風16号は、西日本広域特に九州南部に甚大な被害を与え、日本九援隊でも理事の浦が宮崎県延岡市、大分市佐伯市に被害調査に赴きました。浸水被害のあった延岡市北川町周辺を調べて回りましたが、町単位、家族単位での片付けが可能で、佐伯市もボランティアを募集せず、地元団体と消防職員等で対応するとの事でした。
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浸水した町の報道が印象的でしたが、水も完全に引き、職員の方達が片付けに追われていました。
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佐伯市蒲江村野浦、流木被害で船が出せない

この被害調査にあたって、内閣府、消防庁等の災害情報を参考にして現地に行くのですが、この時点まで鹿児島の被害情報がデータに反映されておらず、報道も垂水で橋が流出したくらいのもので被害が少なかったのではないかと考えたのは早計だったと反省しています。
実際、「南日本新聞」21日付けの記事では、住家被害は、全壊が垂水、鹿屋、指宿、南九州の4市で計5棟。半壊は垂水市64棟、指宿市19棟、錦江町5棟など、5市町で90棟。瓦が飛ぶなど一部損壊は2322棟。浸水被害は、鹿屋、枕崎、垂水、曽於、南さつま、南九が112棟、床下浸水が342棟という甚大な被害になりました。
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垂水市新御堂、本城川から流れてきた流木や土砂で埋まってしまった家屋

NPO法人日本九援隊

はじめまして!
NPO法人 日本九援隊は災害ボランティアとして被災地の支援、復興を目的とした団体です。

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